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カルビーがパッケージをモノトーンにするニュースの不自然さ


カルビーが「ポテトチップス」などの主力商品で、パッケージを白黒に変える方針とのことだ。11日に大手メディアが右へ倣えの報道をしたが、一次情報はネットでは見つけられなかった。

カルビーが「ポテトチップス」などの主力商品で、パッケージを白黒に変える方針であることが11日、わかった。中東情勢の緊迫化で原料となるナフサ不足から溶剤や樹脂の品薄が続いており、印刷インクの調達が不安定になっているためで、小売業者などに対し変更を通知している。

[讀賣新聞 2026/05/11 20:44]

カルビーがどういう発言をしたのか正しくはわからないのだが、各社で独自の切り込み方が見られない。各社同じ文言をするーっと垂れ流しているだけ。そういうところから考えると、モノトーンとは言ったけど、白黒とは言ってないのではないか。そこに、どっかの通信社がグレースケール化した画像を付けたもんだから「白黒説」が一人歩きしたのではないだろうか?

カルビーは過去に2色パッケやってる

実際にカルビーは前例がある。東日本震災の翌年、ホワイトラベルプロジェクトと称してモノトーンパッケージで売り出していた商品がいくつかあった。

簡素化2色パッケージ:ホワイトラベルプロジェクト

そういうところから考えると、溶剤不足対策よりも経費削減効果が見込めるのだろうというところまでは想像できる。

農水省がカルビーに聞き取りへ

テレビも新聞もあまりにもセンセーショナルに報じるもんだから、ナフサが本当に不足して包材に影響がどのくらい出ているのかというヒアリングすることになったようだ。そりゃそうだ。政府は石油製品の流通に影響が出ないような施策をしているのに、大手が足りないとか言い出すと包材等の製造各社まで影響が及び、製品出し渋りの口実を与えることになってしまう。

佐藤官房副長官
「印刷用インクあるいはナフサについて、現時点では直ちに供給上の問題が生じるとの報告は受けておらず、日本全体として必要な量は確保されていると認識しています。関係省庁が連携し実態を把握すべく関係企業との意思疎通に努めているものと聞いています。そうした中で本日ヒアリングを予定しているとの報告を受けています」

[テレ朝NEWS 2026年5月12日 12:17]

ニセ情報ではないけれど正確ではないかも

「白黒に切り替わる14品目」など具体的な商品名なども挙がっていることから、実際にカルビーが流通に通知したということは本当なのだろう。しかし、どこかで伝言ゲームのようになって気持ちが入ったりして、大筋は間違っていないけれどちょっと違うんだろうな、などと思っている。

そのうち正式な声明があるのだろう。

カルビー社による公式声明

5月12日午後に、公式サイトからPDFで声明が発表された。

「ポテトチップス」や「かっぱえびせん」、「フルグラ」など合計 14 品について、パッケージに使用す
る印刷インクの色数を従来仕様から 2 色に変更し、2026 年 5 月 25 日(月)週より店頭で順次切り替えて
販売いたします。

カルビーが白黒パッケージ

[中東情勢の影響による一部商品仕様見直しのお知らせ 2026/5/12  カルビー㈱]
予備

「2色である」と宣言し、白黒の画像が貼られているものの、「白黒である」とは言っていない。実際には何色で印刷されて流通するのか楽しみだ。


Posted in デザイン, ブログ, 難しい日本語
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