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紅葉を撮るこつ


南牧村はグンマー県の南西部に位置する県境の村。村西部の長野県境に近い所は標高1000mくらいなのに対し、村東部の平野側は標高300mちょっと。この高低差が天候や自然現象にビミョーな差異を産みだし、紅葉は西から始まり東に進んでいきます。掲載の写真は南牧村下星尾と羽根沢の境目あたり。南牧村内も西部はそろそろ見納めかなという雰囲気です。

南牧村下星尾の紅葉(2012)紅葉等、広葉樹の葉を美しく撮る撮り方を簡単に紹介しましょう。

紅葉は、逆光で撮る

順光ではつまらない、という意味ではありません。その成分がどうなっているかわかりませんが、樹木の葉は光をよく反射します。なので、本来の色彩がその反射によりうまく表現できないのです。また、よく茂った枝の影が出て来てしまうので、不必要なコントラストが発生します。

しかし、葉は光を透過する性質もありますので、敢えて太陽や空に向かって逆光にすると、その透けた光の具合によって葉の色彩が表現され、ほどよくデュフューズ効果で弱められたやわらかい光に包まれます。

ハイキングや他人の敷地等で、立ち位置を選べない場合は、空に向かって撮ると、ほぼ同じ効果があります。その時に青空だったりすると、その色彩の変化が画面に減り張りを与えてくれることでしょう。

南牧村下星尾の紅葉(2012) 南牧村下星尾の紅葉(2012) 南牧村下星尾の紅葉(2012) 南牧村下星尾の紅葉(2012) 南牧村下星尾の紅葉(2012)

また、同じ所に立ってもいろいろ視点を変えてみましょう。ズームレンズでしたら、寄りで画面いっぱいに紅葉を撮るのもアリですし、引いて周囲の景色を入れて紅葉を際立たせるのもアリです。

コンパクトデジ亀にて、プログラム(P)モード。露出補正-1EV。

写真撮影は、ライティングが善し悪しの大部分を決める

ブツ撮り写真屋なんかやっているので、表情やポーズで表現できる範囲が少なく、どうしてもライティング勝負になりがちです。そして風景もその一瞬のライティングが生きてくるんだと思います。

紅葉撮影例

同じ場所で同じカメラで10日ほど前に撮ったものです。光があたるか当たらないかで、ずいぶんと立体感が変わってきます。

南牧村東部はこれからが見頃です

日当たりや風の通り道等の関係と思いますが、当然その場所によって紅葉の時期がかわります。南牧村大塩沢の黒瀧山不動寺は、11月上旬から紅葉を見ようとヒトが集まり始めますが、実際には今頃からですから、見頃はもう少し後となるでしょう。そして、12月初旬には富岡の貫前神社あたりが見頃となると思われます。

こういう時に、山村暮らし推進するために、あの女優さんでも呼べたら面白いのになー。


Posted in 写真, 南牧村
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