メニュー 閉じる

刺身こんにゃくのススメ(そして省エネ生活)


群馬の名産と言えばいろいろあるが、敢えて偏って言うならばキャベツのネギとこんにゃくだ。このこんにゃくが今夏、注目の一品だ。

刺身こんにゃく

蒟蒻の特徴

普段、おでんとかすきやきとかでしか意識することが無いこんにゃく(とかシラタキ)だけれども、刺身こんにゃくという分野があるのを忘れがち。というわけで、こんにゃく(とくに、刺身こんにゃく)の特徴としてはつぎのようなものが挙げられる。

  • 日持ちする
  • パッケージから出して、すぐに食べられる(調理しなくて良い)
  • 湯がき不要であるものが多い

で、それのどこが省エネなのか?

まず、日持ちするということで、まとめ買い可能。そして、常温保存可能。必要なだけ冷蔵庫で冷やしておけば食べる時にすぐ食べられる(冷やさなくても食べられる)。湯がき不要ならば水も熱も要らず、水を切って盛りつければすぐに食べられるということですからね。

さらに、こんにゃくの95%程度以上が水で、残りのほとんどが繊維質で、しかも低カロリー(100gあたり5kcalくらい)。200gでもわずか10kcal程度ですが、さすがにこんにゃく400gはきついと思います。でも他の食べ物と一緒に食べれば、その満腹感から炭水化物等を摂りすぎることを予防できそうです。

実際に、米に混ぜて炊くタイプの蒟蒻もあるくらいですから!

というわけで、刺身蒟蒻を紹介します

ちなみに、刺身こんにゃくじゃないものも含みます。

刺身こんにゃく

腹黒代官

「エチゴヤ、オ主モ悪ヨノォ……」(地方によってはミカワヤなどのバリエーションあります)

そんな悪代官が本当にいたのかどうかは不明ですが、素敵なネーミングの刺身こんにゃく「腹黒代官」。食べたあなたも腹黒に! というわけではないと思いますが、炭(微粉炭)が混ぜ込んでありますので、ただでさえ整腸作用があると言われるこんにゃくが、さらにパワーアップ! ということが期待できるようです。

ヌラヌラするほどの真っ黒ではないのですが、通常のこんにゃくではない黒さ。食べてみると、拍子抜けするくらいの「なんともなさ」。どういう仕組みかわかりませんが、炭の消臭効果によってこんにゃく独特の臭みが薄らいでしまったかのようです。

そんなわけで、湯がき不要。パッケージを開けて水を切って盛りつければ、すぐに食べられます。雑にするならば、水を切ったザルからすぐに食べられます。

添付の酢味噌もいいですが、わさび醤油や生姜醤油でもいけます。

盛りつけに凝るならば、山フグのような白い刺身こんにゃくとのコントラストも美しいです。

小金沢靖一商店

浅漬けこんにゃく

こんにゃくは、基本的に味のない食品です。また、煮たり炒めたりしてもそのソースがあまり絡んだり染みたりしてこないのも特徴です。

味がつきにくいこんにゃくに、味を染みこませたのが浅漬けこんにゃく。

こんにゃくにも、硬めのものやザクザクのもの、つるりとなめらかなものなどいろいろな食感がありますが、これはわりと寒天のようにしっかりとしていてツルリとなめらかなタイプ。これに、特製のソースが染みこんでいます。

色味からして「染みこんでますよ!」と主張しています。

湯がきどころか、味噌や醤油などの調味料すら不要なこんにゃく。切って盛りつけたら、いきなりビールで乾杯! 夏のビールクズにも好適品です。

道の駅オアシスなんもくの商工物産店(フォトPは勝手に「なんしぃちゃん家」と呼んでますけど)に行くと「ここはコンニャク屋かよ!」と言わんばかりのコンニャク三昧。隣の「おごっつお家」でもこんにゃくラーメンとか出してみたらいいのになー。地元のヒトからは白い目で見られると思うけど、外来者には受けるんじゃないかと思います。

【リンク】


Posted in 群馬の話題, 食べ過ぎ注意
3 1 件の評価
Article Rating
ウォッチする
通知
0 Comments
インラインフィードバック数
すべてのコメントを表示

関連してるかもしれない記事