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どっちもコネクター、どうして思いつかなかったんだろ!


USBケーブルが必要になり1本だけ買いに行きました。片側は microB で、もう片側は普通にA。スマホの類なんかは、だいたいこのタイプのコネクタになりましたね。ちょっと前までは miniB が多かったので、うちには miniB – A というUSBが余っています。ところがが急に出番が多くなってきた microB – A は不足気味です。

というわけで、購入しに販売店で目を凝らしていたら、目に飛び込んできた不思議なコピー。

どっちもコネクター USB-A to microB 1.2m

どっちもコネクター? 手にとってよく見てみると、「表裏どちら向きでもさせる!」という魅惑のサブコピーも見えてきます。なんだなんだ?

USBに限らず、向きが決まっているコネクタというのはたくさんあります。そしてたいていの場合は台形、5角形、変形など、間違えにくいような形状になっています。USBでもBコネクタはわりと「向きは決まってるよ!」と主張している形状といえるでしょう。

USB-B コネクタいろいろ

ちなみに、Aコネクタはパソコン本体に挿す機会が多いタイプ。Bコネクタはプリンタやハードディスクやスマホなど、外部機器に挿す機会が多いタイプ。

ところが、USBのAコネクタだけは長方形で、見た目も解りづらい。

USB-A コネクタいろいろ

解りにくいので一応、USBマークがある方が上(手前)という暗黙ルールがあるものの、安物となるとUSBマークがなかったり、その向きがテキトーだったりしてさらにイライラしたりするのです。また、目視で確認出来る位置に挿すだけならまだしも、後ろ側とか側面・下面など、見えづらいところに差し込まなければならなくて、余計にイライラするー。ムキーっ!

ところが、表裏どちらでも良いとなれば、こんなにいい話はないですよね。何のための表裏ムキーだったんだろ。1996年の登場以来16年、みんなブチブチ文句いいつつも規格に従い続けてこられたことについて、全世界のコンピュータ利用者に賛辞を送りたい。(どっちもコネクターは2012年から販売)

難点も無いとは言えないかもしれません。パーツが薄くなった分、抜き差しによる負担が大きくて壊れるかも……? でも、断線は除いてコネクタ破損したヒトってどのくらいいる? おいらは、USBメモリのコネクタが安物すぎてすっぽ抜けちゃったことがある程度ですけど!

それで、数年するとこのUSBも使わなくなり、また余るんだよ。USB3.0の規格って、どのくらい採用されるんですかね。それとも流行前に次の規格になっちゃうんですかね。

標準Aコネクタだけですからね!

このケーブルの場合は、四角い方は「どっちもコネクター」になっていますが、反対側(周辺機器に挿す方)は表裏がありますので、無駄に期待しすぎませぬよう。まあ、こんな小さくて複雑なモノの表裏どちらでもよい設計がスルっとできちゃったらすごすぎだと思います。

この手の商品のレビューを見ると、いくつかの意見として「片側だけじゃんか」的な、ややマイナスなトーンを感じずにいられません。

また、USBハブなど、Aコネクタ♀のどっちもコネクタという商品もあるようです。

各社各種あるようです

たまたまバッファロー製品は「どっちもコネクター」と呼んでいるようですが、プラネックスでは「迷わず挿せる」などと呼んでいるようです。


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