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世界向けのプロダクト


ニッポン人は、「これはこういう風に、こういう用途に使うモノだ」と決めてもらわないと道具が使えない。「自由に使えばいいんです」では駄目な民族なのだ。反面、「このように使いなさい」と言われれば多少不便だなーとか思いながらもその通りに使おうとする。

良くも悪くも生真面目な性質なのだ。

ところが、世界的に見るとそうでもない。むしろ、庶民は自由で、直感的である……ように思える。リーダーが何を言っても自分の都合の良いように解釈できる。良くも悪くも前向きなんだ。たぶん。

ニッポン発、ニッポン向けのプロダクトはこういうの多い。

日本製、日本向け製品

乾電池をセットする向きが、2本以上あると天地が逆になったりするモノが殆どだ。幼い頃からそう仕込まれているのであまり違和感のないニッポン人が多数ではないかと想像しています。これが2本ならまだしも、3本、4本になると、その並びが交互になったりして面倒臭い。使い慣れた製品でもいちいち確認しないとどっちがプラスでどっちがマイナスだかわからない。1コ目を間違うと、全部間違えちゃう。

日本製、電池4本

これでも世界のマーケットに向けて送り出されているメイドインニッポンのプロダクトなんだけど。

ところが、外国発、世界向けのプロダクトになるとこうだ。

外国発、世界向け製品

もちろん、電池ボックス回りのサイズの制約などによっていろいろな条件があって一概には言えないと思います。でもね、これに初めて電池をセットしようとした時に、ニッポン生まれニッポン育ちのフォトピエールとしてはちょっと違和感があったわけです。今までに、電池を2本同じ向きに揃えてセットする器具があっただろうか? 少なくとも、記憶に残っていませんのです。

電池を直列につないで使いたいのか、並列につないで使いたいのか、ということにだって左右されることでしょう。しかし、例示したこの器具では、電池を1つ抜き去るともう動かないことから、並列につないでいる訳ではなさそうなのです。ということは、電気的な理由というよりは、ユーザビリティの都合でこうなった、と考えることができるわけです。

  • 想定される利用者の生活常識がまちまちすぎる
  • 無駄な配線の取り回しをするスペースに余裕がある
  • そこを無理にコストダウンしなくても、売価に乗せて回収できる

同じ用途の製品でも、そこらへんで1000円くらい〜3000円くらいで買えるモノに6000円以上も投資しようっていうヒトが使うんだもの、そこの数円くらいは吸収できちゃいますよね。でも、そういうわけにいかないものも世の中には多数あるわけですけど。


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