とある広告画面が視界の端を横切って、二度見して、ずっこけた ε=(ノ_ _)ノ ズコー
請求書出力発送サービスにおいて、印刷して封入するのが大変でしょうとのアピールのその間に「三つ折り」が入っている。たしかに、A4サイズにプリントされ長3封筒に封入するには三つ折りするという作業がはさまっている。そして、それも地味に大変でしょう! という、利用見込み者の心に刺さる主張のはずなのだが……
これは三つ折りではなく観音折りですね。どこから拾ってきた画像なのか知りませんが、嘘を言っては困ります。これでは長3封筒に入らないし、長3封筒に入らないとなると定形外郵便となり、面倒臭いのに割高郵便料金が必要となるわけです。┐(´д`)┌ヤレヤレ
実際の三つ折りとは、こういう折り方だ。
左側が巻三つ折、右側が外三つ折(Z折り)。三つ折りといえばこのように、長辺を3分割する折り方であり、A4サイズを3つ折りにすると長3封筒にちょうどよく入るサイズになる。観音折りではサイズが半分にしかならないのだ。
「三つ折り」として紹介された画像が実際には「観音折り」であることには、折り方に対する理解が不十分であることが一因である。
正しい三つ折りは、用紙を三等分に折る方法であり、通常は左側を内側に折り、次に右側を内側に折り込む。これにより、三つの部分が重なるようになり、表面に二つの折り目ができる。これは主に文書やチラシなどの印刷物でよく使用され、特に郵送時に適した形となる。
でも広告画像を製作した誰かは、三つ折りなんていうことを見たこともやったことも無かったということなのだろう。ただ知識が足りないというよりは、生活体験が圧倒的に不足しているだけだ。
なお、事務機メーカーは卓上折り機を10万円前後で製造販売しており、書類郵送について「折る」という作業が煩雑であるということは以前より知られていたことだということを物語っている。