半夏生の頃に味覚を喜ばせる枇杷。花は11月~12月頃に咲いていますが、地味すぎて誰もが通り過ぎて見向きもしない。
いつ見ても原始的だなという感想しかない。
枇杷の原産地は中国西南地方。日本へは古代に渡来したと考えられている。奈良時代にはすでに薬用や観賞用として親しまれており、天平勝宝2年(750) 成立の『万葉集』にもその名が見える。
長らく小粒な野生種が主流であったが、江戸時代中期に長崎へ中国から大型の品種が導入されたことで大きな転換期を迎えた。これにより食用としての価値が高まり、各地で栽培が本格化した。明治時代以降は、代表品種である「茂木」や「田中」といった優れた品種の選抜・育成が進み、果実の大型化と食味の改良が飛躍的に遂げられた。
令和の現在、枇杷は日本の初夏を象徴する果実として、贈答用を含む高級果実の地位を確立している。贈り物にもいいですね!



