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肝油とは誰の肝なのか? と疑問に思ったので食べてみた


肝油のネット広告が表示されているのを見るでもなく目の端にひっかかっていた。誰の肝の何の油なんだろう? という疑問がむくむく湧いてきたので、遂に購入してみた。広告にやられたわけだ。
大木製薬の肝油ビタミンドロップ

なんだったら黄色いやつにしようかな、と思って選んだのが、大木製薬の「肝油ビタミンドロップ」。かわいらしいパッケージだ。

実は「肝」は関係ない?

購入してよく見てみたところによると、誰の肝とかそんなことは一切なかった。要するに、これは「バナナ風味のゼラチン弾」にビタミンAとビタミンDを配合した健康補助食品である。魚の肝臓から抽出した油(=肝油)を由来として始まった製品ジャンルではあるが、現在の製品はより安定した成分供給のため、合成あるいは植物由来のビタミンが用いられていることが多いようだ。
大木製薬の肝油ビタミンドロップ 一括表示 大木製薬の肝油ビタミンドロップ 栄養成分表示

表示を見ると、成分は非常にシンプルで、ゼラチン・甘味料・香料などの他に、ビタミンAとビタミンDを含む。1粒でビタミンAが450μg、ビタミンDが2.5μg摂取できる。

どんな効能があるのか?

ビタミンAは、皮膚や粘膜の健康を保ち、特に目の健康に重要な役割を果たす栄養素だ。暗いところで目が慣れる「暗順応」機能にも関係しており、不足すると夜盲症の原因になることもある。他人より暗く見えている世界に生きているので、老後の健康維持という淡い期待をこめてみた。

ビタミンDはカルシウムの吸収を助け、骨の形成や維持に関与する。日光を浴びることで皮膚でも合成されるが、屋内で過ごす時間が長い現代人には不足しがちな栄養素とされている。

特に成長期の子どもや、食生活が偏りがちな大人にとっては、こうしたビタミンをおやつ感覚で手軽に補えるのはありがたい。

味や食べやすさは?

実際に口にしてみると、駄菓子のような懐かしい甘さが広がる。バナナ風味のゼリーのような味で、薬っぽさはまったくない。小さな粒でありながら適度な弾力があり、ついもう1粒……と手が伸びてしまう。

だが、過剰摂取は禁物。特にビタミンAは脂溶性ビタミンであり、体内に蓄積されやすいため、1日の目安量である1粒を守ることが重要である。

子どもから大人まで

この製品は、元々は子ども向けに広まった背景があるが、大人のビタミン補給にも適している。かわいい缶入りで部屋での保管に違和感が無く、仕事のデスク上に置いても気軽に取り入れられるのが魅力だ。

安心して食べられるサプリメントとして、ひとつ常備しておくのも悪くない選択だろう。


Posted in 写真, 食べ過ぎ注意
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