MovableTypeでコンテンツ管理をするには、ログインしなければなりません。また、セキュリティ等の理由でコメントするにもサインインを求めることがあります。その場合、サインイン画面が表示されるわけです。
コンテンツの管理だけならば内輪の話で済ませることができるにせよ、コメントを外部から頂戴するのにいちいちMovableTypeのロゴが表示されるのもちょっとなー……と思うこともあるでしょう。
その場合は、{mtインストールの場所の}/mt-static/images/chromeless/mt_logo.png を直接アップロードしてしまえばOKです。ところが、一つのMTにおいて複数サイトを管理していると、タイトルが違えばロゴも違うということだってあることでしょう。
そうしたら仕方ないのでシステムテンプレート「シンプルヘッダ」に手を加えます。
ブログIDで判定して表示を変更する
<div id=”brand”><img alt=”Movable Type” src=”<mt:var name=”static_uri”>images/chromeless/mt_logo.png” /></div> を探しだし、たとえば次のように書き換えます。
<div id=”brand” style=”background:none”>
<mt:If name=”blog_id” eq=”1″><img alt=”Aサイト” src=”//example.com/images/logo.png” style=”display:inline” /><mt:Else>
<img alt=”Movable Type” src=”<mt:var name=”static_uri”>images/chromeless/mt_logo.png” /></mt:If></div>
ブログIDを判定基準とし、ブログIDが1の場合だけは用意した別の画像を表示して、その他の場合はもともとある画像を表示します。
また、<div>にも<img>にもstyleを加えてスタイルを強制していますが、これは実際には<img>を表示せずに<div>の背景画像として表示するという、ややややこしい方法を採っているのを強引にやめさせているだけです。もっとスッキリした書き方もあるかとは思いますが、表示回数も少なめなページとなりますので、手間をかけない方法としました。
ブログが複数になってくれば、<mt:Else>でさらに分岐を作ってやればいいだけなので、わりと簡単に作業ができて良いかなと思います。